2025年3月13日、東京・両国国技館で開催された『U-NEXT BOXING 2』にて、元世界2階級王者の京口紘人(BMB)が、現WBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(アメリカ)に挑戦。しかし、試合は判定負け(0-3)という結果に終わり、日本人8人目となる3階級制覇の夢は惜しくも叶いませんでした。
試合展開:京口、王者オラスクアガに苦戦
この試合は、京口にとってフライ級転向2戦目であり、3階級制覇の大一番となった。一方のオラスクアガは、2023年にWBO王座を獲得し、防衛戦として京口を迎え撃つ形となった。
試合序盤、京口は得意のインファイトを仕掛け、プレッシャーをかけた。しかし、オラスクアガはリーチを活かしたジャブと鋭いカウンターで応戦。中盤に差し掛かると、オラスクアガのパンチが京口の動きを鈍らせる場面が増えた。
終盤、京口は前へ出る姿勢を崩さず果敢に攻めたが、王者のディフェンスとカウンターに阻まれ、大きな決定打を与えることができなかった。最終的に判定は3-0でオラスクアガの勝利が宣告され、京口の3階級制覇の夢は叶わなかった。
試合後のコメント
敗れた京口は試合後のインタビューで、
「悔しいが、まだ終わりじゃない。もう一度挑戦できるように頑張る」
と語り、再起を誓った。
一方、勝利したオラスクアガは、
「タフな挑戦者だったが、王座を守ることができてうれしい。さらに強いチャンピオンを目指す」
と自信を見せた。
今後の展望
京口は今回の敗戦で3階級制覇の夢を一旦持ち越す形となった。しかし、過去にミニマム級・ライトフライ級で世界を制した実力者だけに、再びフライ級のトップ戦線に戻ってくる可能性は十分にある。
一方のオラスクアガは、今後の防衛戦に向けて、さらなる強敵との対戦が期待される。
今後の両者の動向に注目が集まる。