開始46秒で対戦相手が棄権するほど強い、女子ボクシング66キロ級、イマネケリフ選手（アルジェリア）。
このファイターの性別に世界中から注目が集まっています。
トランスジェンダーであるという声や男だという声が上がっていますが、
これは違うようです。
詳しく見ていきます。
【女性】イマネ・ケリフが話題
画像右が、イマネ・ケリフ選手です。
たしかにたくましい顔つきに見えます。
女子ボクシング66キロ級が話題になっています。
その理由は、イマネ・ケリフ選手の性別が発端です。
対戦相手が試合開始46秒で即棄権、あまりのイマネ・ケリフ選手の強さに衝撃を覚えたといいます。
名前：イマネ・ケリフ
生年月日：1999年5月2日
年齢：25歳（2024年7月現在）
生まれ：アルジェリア、ティアレット
身長：178センチ
職業：ボクシング選手
性別：生物学的には男性（レベルが不明）、自認は女性
【女性】イマネケリフはアンドロゲン不応症
イマネケリフはアンドロゲン不応症であり、トランスジェンダーではありません。
イマネケリフは、生物学的には、男性であるXY染色体をもちながらも、アンドロゲン（男性ホルモン）に反応をしないため、体的には女性の特徴を示しているというわけです。
つまり、男性ではなく、女性ということになります。
トランスジェンダーでない
イマネケリフはアンドロゲン不応症であるため、トランスジェンダーではありません。
しかし、イマネケリフのアンドロゲン不応症にはレベルがあり、
男性から女性になっていくようです。
レベル１
イマネケリフのアンドロゲン不応症にはレベルがあり、１、４、８とあります。
レベル１では、ついてるが小さい、というようです。
レベルが１なので、より男性にちかい、というか男性ですね。
レベル４
イマネケリフのアンドロゲン不応症のレベル４では、見た目は生まれたときに男女かどうか判別不明とのこと。
とはいえ、生まれたときの見た目は、わからないですよね。
ついてるかついてないか、で判断するのが普通。
というかその前に、それを見て確認していますしね。
レベル８
イマネケリフのアンドロゲン不応症のレベル８では、見た目は完全に女性で身長も高く、肌がきれいなようです。
8は男性などと疑う余地もないようで、女性のようです。
問題なのは、レベル4当たりの中位の人たち。
どちらとも取れるし判断が非常に難しいようです。
イマネ・ケリフは試合出場できる
イマネ・ケリフは試合出場できています。
IOCでは多様性から、イマネ・ケリフ選手が試合出場できるとしています。
国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は１日、パリ五輪のボクシング女子６６キロ級で昨年世界選手権で性別適格性検査で不合格となったイマネ・ケリフ（アルジェリア）が２回戦で勝利したことを受けて広がった波紋に「すべての人は差別なくスポーツをする権利をもっている」と声明を発表した。
デイリー
性別適格性検査
イマネ・ケリフ選手は性別適格性検査の結果、XY染色体をもち男性であることから、2023年国際ボクシング協会（IBA）主催の世界ボクシング選手権に不参加となっています。
しかし、2024年はパリオリンピックに参加。
つまり、IOCとIBAでは考え方が異なるわけですね。
案の定、対戦相手イタリアの警察官、カリーニ選手は圧倒的におされてしまい46秒で棄権しています。
参加権はどうすべきか
- 12歳時点の性器の有無
- Y染色体が体細胞の何割か
- 血中テストステロン濃度が一般女性選手の平均程度か
このあたりをチェックすべきだとしています。
22万フォロワーの橋本琴絵さんはそうコメントしています。
今後も試合は参加していくことが予想されますが、イマネ・ケリフ選手だけに限らず、注目度が高い内容です。
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