2024年1月19日、ポケットペアから「パルワールド」が登場しました。
が!
その内容やキャラがポケモンと似ており、許可はとっているのか、任天堂から訴訟があるのでは?とパクリ疑惑があると話題になっています。
・Steamにて世界で最もプレイされたゲーム
・最も売れているゲーム1位を同時達成
と世界一売れてるパルワールドどうなる?比較してみます!!
ついに9月19日任天堂から訴訟されていますね。
参考記事:パルワールドの炎上理由3つ|パクリはポケモンではなく別ゲーム
【比較】パルワールドがポケモンのパクリと言われる理由
激売れしている、パルワールドがポケモンのパクリと言われる理由はやはりキャラがあります。
・キャラが似てます
・ボールのようなものでモンスターを捕まえます
比較してみてもこのあたりが似てるんですよね…。
でもまあ仕方ない気もしないでもないですが、似てます。
ちなみにパルワールドの価格は10%オフの3060円「税込」
このセールは1月26日まで開催中とのことです。
キャラが似てる
パルワールドがポケモンのパクリと言われる理由1つ目は、
キャラが似ていることです。
左がポケモン、右がパルワールドです。
違いますね。
左がパルワールド、右がポケモンです。ぱっと見、間違えるレベルですよね。
これはモンスターゲームなら避けられない要因でもあります。
数百体いるモンスターが被らないわけもないし、作者もポケモンを知っているに違いないので、どうしてもインスピレーションを受けちゃいますよね。
製作者ももちろんパクったらいけないことはわかっています。
でも、ここまでならインスピレーションをもらっても大丈夫だろう・・・というハザマにいます。
また、パルワールドのキャラは膨大な時間をかけて作られています。
モンスターの3Dモデルを1体作るのに1ヶ月かかるペースだった。
note
100体作るのにはモデラーが1人なら100ヶ月かかってしまう。10年間も開発する訳にはいかない。
設定が似ている
パルワールドがポケモンのパクリと言われる理由2つめは、設定です。
パルワールドでは、ポケモンと同じく、モンスターを捕まえることができます。
・ポケモンはモンスターボール
・パルワールドはスフィア
でもモンスターがいるなら、捕まえる、倒す、仲間にする、育てる、とそれ以上ひねりようがないですよね。
また、ポケモンをもう少し進化させて、30年前の、ポケットモンスター赤、緑、青、から飛躍させた方がパクられないのでは、という声もありますね。
ただ、ポケモン初期世代としては、
押し入れの中で隠れてポケモンをしていた時と同じような設定で、
今後もポケモンの新作を期待しています。
参考記事:パルワールドの炎上理由3つ|パクリはポケモンではなく別ゲーム
パルワールドとポケモンの違う点
パルワールドとポケモンが違う点もあります。
それは、
・サバイバル要素がある
・奴隷のように扱える
・モンスターだけでなく自分自身も戦える
などが大きな違う点です。
サバイバル要素
パルワールドとポケモンの違う点1つ目は、サバイバル要素です。
まずポケモンにはなく、パルワールドにあるのがサバイバル要素です。
マインクラフトやモンスターハンターのような、クラフト要素があり、植物栽培をしたり武器を作ったりできるのがパルワールドです。
残酷なゲーム性
パルワールドとポケモンの違う点2つ目は、残酷なゲーム性です。
ポケモンが子供たち向け、であるなら、パルワールドは大人要素を入れています。
さらに、ポケモンでは考えられない、モンスターと奴隷のように扱うこともできます…w
あとは自分で武器を使って銃で撃つこともできます。
ポケモンではこれは無理ですよね。。
パルワールドを任天堂が訴訟する可能性
パルワールドを任天堂が訴訟する可能性はあるのでしょうか。
筆者は10%あたりと判断しています。
1月23日に時点でそういった話は出てきていません。
もしかすると今後あるかもしれませんが、可能性は低いのではないかと思います。
キャラが似ている、設定が似ている、だけでは訴訟は難しいですしね。
1月23日任天堂が反応
2024年1月23日ブルームバーグで、任天堂がコメントしています!
ポケモンゲームの主要販売会社である任天堂の代表者は、同社は新しいタイトルを認識していると述べたが、個々のケースについてはコメントを控えた。ポケモンの広報担当者はコメントを控えた。
ブルームバーグ
任天堂の代表者はパルワールドの存在を認識している、がそれ以上の個々のコメントは控えたようです。
コメントがないのはちょっと怖いですが、そこまで大きな問題ではない、と考えているのかもしれません。
1月25日ポケモンがコメント
1月25日株式会社ポケモンがコメントしています。
お客様から、2024年1月に発売された他社ゲームに関して、ポケモンに類似しているというご意見と、弊社が許諾したものかどうかを確認するお問い合わせを多数いただいております。弊社は同ゲームに対して、ポケモンのいかなる利用も許諾しておりません。
なお、ポケモンに関する知的財産権の侵害行為に対しては、調査を行った上で、適切な対応を取っていく所存です。
弊社はこれからもポケモン1匹1匹の個性を引き出し、その世界を大切に守り育てながら、ポケモンで世界をつなぐための取り組みを行ってまいります。株式会社ポケモン
株式会社ポケモン
これから調査を行っていくこと
知的財産権の侵害行為の有無
あれば適切な対応
という姿勢を公表していますね。
丹精込めて作られたポケモンという世界観を脅かす存在は、どんなものも許諾していないといっていることから、パルワールドが訴訟される可能性が少ないながらも高まったといえそうです。
ポケットペア社長は問題ないとコメント
ちなみにパルワールド、ポケットペアは任天堂から訴訟されるのか。
2024年1月19日のautomatonで、ポケットペアの社長溝部拓郎さんは次のようにコメントしています。
弊社は真剣にゲーム作りに取り組んでおり、当然ですが、他社の知的財産権等を侵害する意図は全く御座いません。法務のレビューも受けており、現時点で他社様から何らかの具体的なアクションを頂いた事も御座いません。インターネットでは様々な噂が飛び交っておりますが、安心してご購入頂ければ幸いです。
automaton
法務のレビューも受けており、現時点では任天堂などからの具体的なアクションをいただいていないとコメントしています。
ということは、訴訟も一切ないということですね。
購入についても何ら心配はいらないということ、ただ話題になっているのは事実という感じです。
まだ様子見の段階
たいして任天堂サイド。
任天堂がパルワールドを訴訟しない、いや、まだしていない理由は、様子見の段階の可能性があるためです。
まだ発売したところで正式には発表がないことから、任天堂は訴訟は時期尚早と判断しているのかもしれません。
9月19日訴訟
任天堂がついにパルワールドのポケットペア社に対して訴訟を起こしています。
パルワールドを任天堂が訴訟したらどうなる
仮にパルワールドを任天堂法務部が訴訟したらどうなるのか。
パルワールドが許可などをとっていることは書かれていませんでした。
パルワールド販売停止
パルワールドを任天堂が訴訟し、販売停止となる可能性は低いです。
訴訟する可能性は低く、任天堂がもしするのであれば、盗用の事実が確認されてからとなるはずです。
弁護士がコメント
Odin Law & Mediaの創設弁護士であるBrandon Huffman氏は、パルワールド、ひいてはポケットペアが心配する必要はないとコメントしています。
Odin Law & Mediaの創設弁護士であるBrandon Huffman氏は、Pocketpairが心配することはほとんどないと述べた。過去には、ゲーム会社が過去のヒット作からインスピレーションを得ると、風評リスクがありましたが、今日では、特にサバイバルゲームやバトルロイヤルゲームでは、同僚のアイデアを採用する強力な前例があると彼は言います。
ブルームバーグ
似たような事例はこれまでにたくさんある、ということですね。
かぶっている要素は、ほかにもあり、
サバイバル、バトルロイヤル、クラフト、モンスターなど被らざるを得ない感じもします。
任天堂法務部が過去に訴訟したケース
2021年8月12日のヤフーニュースでは
当社が任天堂に対して今後のライセンスを含めた本件訴訟の和解金として総額 33 億円を支払い、任天堂が 本件訴訟の訴えを取り下げることを内容としております」と書いてありますので、33億円の一括支払いで決着したのは確かでしょう
ヤフーニュース
とコロプラに対して訴訟を起こしています。
ちなみに、任天堂の法務部は最強と言われています。もし訴訟が起こるとただでは済まなさそうですね。。
9月19日ついに任天堂が訴訟しています。
パクリとオマージュの境界線は
パルワールドのパクリの件ですが、
そもそもパクリの境界線が絶妙なラインです。
尊敬しているものはオマージュであり、パクリにはならない。
またOriconnewsでは次のように記載されています。
一般に、“オマージュ”とは、尊敬するクリエイターや作品に影響を受けて、似たようなアプローチの作品を作ることを言い、“リスペクト”という言葉も同様の意味で使われる。一方、そうした敬意や尊敬の念を持たず、独自のアイディアや表現を加えない単なる模倣や盗作を“パクリ”と呼ぶ
Oriconnews
許可を得て制作、ということをしていないことから、パルワールドはそもそもパクるといわれることを想定していなかったということになります。
パルワールドの溝部拓郎は任天堂を尊敬
ポケットペアの社長、パルワールドの生みの親である溝部拓郎さんは任天堂を尊敬しているとコメントしています。
2022年11月28日の、WIREDでは次のように記載されています。
もともと任天堂のゲームは大好きで、それはいまも変わりません。深く尊敬もしています。ただゲームのつくり方として、任天堂は新しい作品、独自性のある作品を高い品質でしっかりつくろうという哲学が強く
WIRED
大学3年生の時に参加した任天堂ゲームセミナーにDSソフト開発で参加していたんですね。
その時から尊敬は変わらず、とあることから、パルワールドもポケモンのパクリではなく、オマージュ??と言えるのではないでしょうか…。
ポケットペアについて
ポケットペアは2015年創業の会社です。
社長の溝部拓郎さんの経歴は、
2010年任天堂ゲームセミナーにてDS開発
2012年東京工業大学卒業
2012年JPモルガン証券入社
2012年株式会社レジュプレス創業 STORYS.JP リリース
2014年仮想通貨取引所 Coincheck 創業
2015年株式会社ポケットペア 創業
とすさまじいです。
コインチェック???あの仮想通貨取引所も創業しているんですね。
そして任天堂のゲームセミナーでDSの開発もしているという…。
パルワールドのパクリが話題
やはり、ポケモンといえば、にしだあつこ、さんですが、この絵はとっても素晴らしいですよね。