田中正人さんは日本初のプロアドベンチャーレーサーです。
アドベンチャーレースは海や山、ジャングルや砂漠など大自然の中で行われる過酷な耐久レースで、地図とコンパスを頼りに数日間かけてゴールを目指します。
そのストイックさから「鬼軍曹」とも呼ばれる田中正人さん。
今回は田中正人さんの経歴や、プロになるまでの道のりを紹介します。
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田中正人の経歴
引用:月刊高専
基本プロフィール | |
氏名 | 田中正人(たなか まさと) |
生年月日 | 1967年12月2日 |
年齢 | 56歳(2024年8月現在) |
血液型 | B型 |
出身地 | 埼玉県 |
家族構成 | 妻と娘の3人家族 |
東京高専に進学
田中正人さんは東京工業高等専門学校、通称「東京高専」に進学しました。
幼少期から化学実験に興味があり、調味料や母親の化粧品を混ぜて遊んでいたそうです。
中学校で化学反応式を学んでからは「もっと化学を勉強したい」と思い、東京高専への進学を決意。
東京高専に進学後、田中正人さんはオリエンテーリング同好会に所属しました。
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化学会社に就職
東京高専を卒業後、田中正人さんは「大内新興化学工業」に就職。研究職として8年間働きました。
仕事では毒性の強い危険物を扱うこともあり、防毒マスクを装着して作業し、使用した作業服を焼却処分するのは日常だったそうです。
そんな緊張感のある仕事について、「リスクがあるほうが燃えるタイプなので楽しかった」と田中正人さんは話しています。
帝人グループ役員の田中正人は別人
「田中正人」の名前を検索すると帝人グループ執行役員の田中正人さんが出てきますが、これは別人です。
また東京薬科大学の教授にも同じ名前の方がいますが、こちらもプロアドベンチャーレーサーの田中正人さんとは別人です。
田中正人がアドベンチャーレーサーになるまで
アドベンチャーレースとの出会い
社会人になった田中正人さんは「多摩オリエンテーリングクラブ」に所属し、1993年の第一回日本山岳耐久レースで優勝。
この優勝がきっかけで、イベントプロデューサーから「レイド・ゴロワーズというアドベンチャーレースに挑戦する間寛平さんのチームに入ってほしい」と誘われました。
これがアドベンチャーレースとの出会いです。
1994年開催の「レイド・ゴロワーズ」で、田中正人さんは日本人初の完走を達成しました。
会社を退職しプロの道へ
間寛平さんのチームで一週間のレースに参加した田中正人さんの役割は、地図を読みチームをリードすること。
しかし当時の田中正人さんは協調性がなく、チームワークは最悪だったそうです。
弟子にも怒らず温厚で有名な間寛平さんが、レース3日目に「俺にいちいち命令するな!」とブチ切れたほど。
その経験から自分の未熟さを痛感し、人間としての成長が必要だと感じた田中正人さん。
「アドベンチャーレースこそ、自分に足りないものを学べる場だ」と考え、28歳でプロアドベンチャーレーサーになると決意して会社を退職します。
1996年には群馬県みなかみ町を拠点に「チームイーストウインド」を立ち上げ、現在もプロとして多くの国内外レースに参加しています。
田中正人がクレイジージャーニーに出演
田中正人さんが、バラエティ番組「クレイジージャーニー」に出演します。
独自の視点や強いこだわりを持つ人々が常人離れした体験談を語る番組で、過去に何度もゲスト出演している田中正人さんは「鬼軍曹」として人気です。
最新の出演情報
田中正人さんは、2024年8月26日放送の「クロアチアで総距離502kmの超過酷レースで大試練!」というエピソードに出演します。
2024年5月に参戦したレースの様子を放送予定で、チームイーストウインド史上最強メンバーが出場した大会として期待が高まります。
田中正人のクレイジーエピソード
田中正人さんには、まさにクレイジーだというエピソードがあります。
結婚式直前までカナダ・ケベック州で−35℃の極寒レースに参加、結婚式の準備は妻にすべて丸投げ足にトゲが刺さった状態でも痛みをスルーすることでレース続行、レース完走後には足の壊死した部分を取り除く大手術をして車椅子で帰国 |
アドベンチャーレースに人生を懸けている田中正人さん。
どんなに過酷な道でも一緒に走ってくれる家族やチームメンバーがいてくれるおかげで、田中正人さんは前を向いて走り続けられるのでしょう。
まとめ
プロアドベンチャーレーサー田中正人さんの経歴や、プロになるまでの道のりを紹介しました。
東京工業高等専門学校を卒業化学会社「大内新興化学工業」に就職し、8年間勤務アドベンチャーレース「レイド・ゴロワーズ」で日本人初の完走28歳で会社を退職し、プロアドベンチャーレーサーになる |
田中正人さんはアドベンチャーレースの魅力について、次のように語っています。
この競技に出会ってから、人間には謙虚さや素直さも大切だと気づきました。自分の弱さを受け入れることは、強い人間でなければできないとも思います。まさに、アドベンチャーレースは自分を成長させるためのスポーツであり、そこが魅力です。
月刊高専
身体能力だけでなく、チームワークや戦略的思考も求められるアドベンチャーレース。
そんな過酷な世界に挑み続けるクレイジージャーニー、田中正人さんの今後の活躍に注目です!
参考記事:田中正人の最終学歴は高卒!小学中学高校のやばいエピソード5選