小田凱人は歩けるが走れない|9歳で骨肉腫も「僕の人生は面白い」

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オリンピック

小田凱人(おだときと)選手は、18歳の車いすテニスプレーヤーです。

車いすテニスの第一人者、国枝慎吾選手に実力を認められるほどの実力を持っています

車いすテニスは障害を持っている人なら、誰でも行うことができるスポーツです。

小田凱人選手が立って歩けるなら、車いすテニスを行うのはおかしいと思う人がいるかもしれません。

なぜ、小田凱人選手は車いすを使用しているのでしょうか。

車いすテニスをする理由や、小田凱人選手のマインドについてご紹介します!

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小田凱人は歩ける

小田凱人は歩ける

現在世界ランク1位…車いすテニス・小田凱人選手が愛知県一宮市の母校に凱旋 パリパラでの活躍誓う

小田凱人選手は結論から言うと、歩くことができます。

驚く人もいると思いますが、車いすを使用しているからといって全く歩けないわけではないのです。

ご高齢の人を想像してみてください。

車いすを使用しなくても歩くことができますが、体力や歩行が不安定のため車いすを使用している人がいます。

車いすを移動の補助で使用することもあるので、車いす=歩けないわけではありません。

片足に人工関節が入っているから歩ける

小田凱人選手は片足に人工関節が入っています。

そのため、杖を使用すれば歩くことが可能です。

人工関節は走ることもできますが、人工関節の劣化が進むのでおすすめされていません

小田凱人選手の場合、左足の股関節と大腿骨の一部を切除して人工関節にしているため、車いすなしで激しい運動は難しいです。

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小田凱人は9歳のとき病気になる

小田凱人は9歳のとき病気になる

小田凱人選手が9歳の時に、骨肉腫という病気が見つかっています。

サッカー選手になることを目指していましたが、骨肉腫が見つかり夢を諦めました。

9歳といえば多くの夢や希望を抱いている時期なのに、病気で夢を諦める辛さは測り知れません。

骨肉腫とはがんの一種

骨肉腫とはがんの一種なので、がん治療を行う必要があります。

がんが転移しないように、がんになってしまった場所を切除しなければいけません。

がんの切除に伴い、小田凱人選手は人工関節を入れることになりました

この病気は、10代〜20代の肩や膝周りで発症することが多い病気です。

若者に発症することが多いがんですが、発症原因は解明されていないため確実な予防方法はありません。

再発を予防すれば生存率が上がる

がんという病名を聞くと、治らない病気かもしれまない。

悲観的になってしまう人もいると思いますが、骨肉腫は生存率が高くなっています

1970年以降に、再発予防と骨肉腫の進行を抑える方法が見つかりました。

小田凱人選手は9歳のときに骨肉腫になっていますが、9年後の現在も元気に活躍されています。

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小田凱人の強いマインド

小田凱人の強いマインド

小田凱人選手はどうして、前向きに生きることができているのでしょうか。

その答えは彼の強いマインドで明らかになります。

小田凱人選手はご自身のことを、強いと思っていないと語っています。

強いなんて、思ったことがないです。メンタルに関しては持論があって、僕は強い弱いではなく、“うまいへた”だと思っていて。

ぴあ

がんを発症してサッカー選手の夢を諦めるしかなかったのに、車いすテニス選手として輝く彼はすごく強い人に感じます。

しかし、強そうに感じていても実際はとても悩み、葛藤していたりするものです。

11歳と13歳にがん再発

9歳に骨肉腫が見つかり、11歳に再発してしまった小田凱人選手。

治ったと思ったのに再発したときの気持ちを考えると、切ない気持ちになりますね。

更に13歳の時もがんが再発し、手術を行っています。

がん治療に対して、注射を打つのは怖くて目を瞑っていたとインスタグラムで語っています。

大人でも注射は怖いし、痛いものです。

ましてやがん治療ともなると、様々な副作用があると思います。

そんな中、車いすテニスへ人生をシフトしていきました。

「僕の人生はおもしろい」と語る

2024年6月21日に、“9歳で癌になった僕が17歳で世界一になるまでの話”という本を出版しています。

これまでの人生を振り返り、「僕の人生はおもしろい」とこのように語りました。

すごいことを成し遂げてきた感覚はないし、『これだけやったんだぞ、どうだ』という気持ちもない。でも、自分で自分のことを面白い人間だと思いました。

ぴあ

小田凱人選手は、グランドスラム史上最年少優勝、世界ランキング1位を獲得した選手です。

彼の人生を語るとすれば、すごい人!努力家などが当てはまるかと思います。

ご本人はすごいやえらいではなく、こんな人生おもしろいと言えるマインドは、こちらからすると“すごい”という表現になるのではないでしょうか。

障がいはハンディキャップのままで終わらせたくない

障害を持っている人を見ると、ハンディキャップに感じる人が多いと思います。

小田凱人選手の考えは、障害をハンディキャップのまま人生を終わらせたくない。

「”障がい=ハンディキャップ”のまま人生を終わらせたくない」という強い想いがあります。この障がいを自分の武器にして、他人と違う自分に自信を持って競技活動に取り組んでいます。

ノエビアグリーン財団

障害があったとしても、自分ができることを精一杯やっていきたい!

この気持ちがあるからこそ、前に進んでいるんだと思います。

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小田凱人は2024年パラリンピックに挑む

小田凱人は2024年パラリンピックに挑む

小田凱人選手は2024年8月28日から開催の、パラリンピックに出場します。

車いすテニスの試合日は、8月30日です。

試合結果は9月7日に発表されます。

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まとめ

・小田凱人選手は杖を使って歩ける

・小田凱人選手は9歳の時に骨肉腫を発症した

・小田凱人選手は11歳と13歳に再発している

・自分らしく生きるために歩んでいる

・2024年パラリンピックに出場する

小田凱人選手が歩ける理由、病気や小田凱人選手のマインドについてご紹介しました。

彼のようにどんな状況になったとしても、自分らしく生きることを諦めない。

その気持ちがあれば、なりたい自分を目指して人生を歩めるかもしれません。